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2016年3月

2016年3月24日 (木)

合わせ貝 ヤマコ臼杵美術博物館

 大分県の臼杵市のヤマコ臼杵美術博物館にハマグリの合わせ貝が常設展示されていると教えてもらい、2015年11月7日に見に行った。

 中津藩大平家から臼杵藩稲葉家へ嫁いだお姫様の婚礼道具の貝桶とともに展示されていた。1対ある桶のそれぞれに右殻と左殻に分けて入れられていたハマグリの合わせ貝のうち132組が現存する。製作されてから200年も経っているので絵の損傷が著しいものもあり、修復作業が進められていた。

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 合わせ貝の重さを測らせてもらえないだろうかとお願いすると、学芸員の足立美紀さんが対応してくれて、博物館長の許可をもらってくれた。そこで、修復を終えて博物館に返納された貝を見せてもらうために、2016年3月24日に博物館を再訪した。地が銀の左殻と、地が金の右殻には、どちらにも波形や亀甲の地模様が施され、源氏物語絵巻のようなきれいな絵が描かれていた。修復された20組うち19組は、左右の殻がぴったりと合わさった。

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 写真を撮らせてもらい、重さを測った。臼杵は小倉ヶ浜に近いのでチョウセンハマグリ(Meretrix lamarckii)の貝殻を使っているのではないかと思ったが、殻の重さの分布からは、ハマグリ(Meretrix lusoria)と推測された。昔は大分沿岸の河口には大きなハマグリがたくさんいたのだろう。
 
 

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