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2008年12月18日 (木)

三浦先生を囲んでの勉強会

2008年12月7日(日)   市民プラザ会議室

「宮崎の海岸侵食問題」

参加者 10名

 宮崎平野は隆起性の海岸平野です。ところが、宮崎県環境白書(2007)を見ると、一ツ瀬川と大淀川の中間地帯では、ここ22年間で地盤が10cmから18cm沈下したことが記されています。地盤沈下の原因として考えられるのは、地下水の採取です。この地域では、浅いところから一般的な地下水が汲み上げられて養鰻(ようまん、ウナギの養殖)に使われ、深いところ(地下1000mくらい)から古代の水が汲み上げられてヨードとメタンの採取に使われています。

 また、河川や岩礁域からの土砂供給がなくなったことも災いしています。河川のダムが水だけでなく土砂もとめてしまい、海岸の沿岸の構造物は、浜に沿って流れる砂の動きを止めてしまいました。

 砂を移動させるのは、川の水や沿岸の潮の流れだけではありません。砂浜に打ち上げられた砂は、風で内陸へも飛ばされます。健全な砂浜では、海岸植物が砂を受け止め、砂丘をつくります。台風などの波が高い時には、この砂丘の砂が波に持っていかれて海底に移動し、波がおだやかになるとまた打ち上げられて砂浜を広げます。鳥取県では、砂浜侵食について、「構造物の設置を要しない対応策」を本質的な対策と位置づけ、「構造物の設置による対応策」は、周辺に与える影響を考慮して必要最小限にするとしています。

http://enshu.tutrp.tut.ac.jp/contents/result/dl_files/yasumoto_20070114.pdf#

 

 宮崎の住吉付近でも砂浜侵食が進みますが、幸運なことに、陸の背後地は広い保安林です。海岸林を減らしてでも砂丘を復活させるのが、砂浜復元や、今後心配される海面上昇への対応の鍵となるのではないかというお話でした。

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